資格継続について

 

テニス資格の合格発表は正式には6月頃になります。一般の受講の場合は11月ごろに試験を受けて、年を越して6月に合格者には日本体育協会のカードが送られてきます。

 

専門学校の場合は1月末〜2月はじめにテニス指導員、テニス教師の試験を受けます。専門学校には2月の末頃に合否が届きます。ただし、カードが送られてくるのは6月ごろです。

 

日本体育協会、義務研修会のご案内から

 

テニス
 テニス競技の資格者は、資格有効期限が切れる6ヵ月前までに日本テニス協会が認める下記研修会・実習を受講し、資格ごとに必要なポイントを獲得しなければなりません。
対象資格 必要ポイント 研修会 実習

指導員
上級指導員

4ポイント以上
(実習は2ポイント以内)

(1)

中央研修会…2ポイント
日本体育協会、日本テニス協会が行う研修会、または日本テニス協会が認めた地域テニス協会が行う研修会

(2)

都道府県研修会…1ポイント
各地域テニス協会が認めた都道府県テニス協会または各都道府県体育協会が行う研修会

(3)

その他の研修会
日本テニス協会が認めた研修会。ポイントはその都度決定する

(1)

中央実習…2ポイント
日本テニス協会または日本テニス協会が認めた地域テニス協会が行う実習

(2)

都道府県実習…1ポイント
各都道府県テニス協会が行う実習

教師
上級教師

12ポイント以上
(実習は4ポイント以内)

コーチ
上級コーチ

10ポイント以上
(実習は4ポイント以内)

 

資格の継続はこのようになっていますが、実際に職業コーチは研修会参加が難しいことがあります。アルバイトのコーチなどは時間を調節できますが、特に新入社員は時間の余裕がありません。もちろん、コーチ研修に理解のある会社などは積極的に参加させていることもあります。

 

現在は、資格を持っている社会的価値があまり見受けられません。確かに数年前から、国体の監督は上級指導員以上の資格保有者に限るというのがあります。テニス業界では多少、資格保有者の給与が高くなるケースもあると聞いていますが、多くはないようです。

 

しかしながら、東京オリンピック開催が決まり、スポーツ省が設置されました。これからの指導者資格が社会的地位の向上に結び付くのか、どのような方向に進むのかは不透明ですが、資格を持っていなければ参加出来ません。

 

様々な考え方がありますが、資格を取る、継続することがスポーツ文化の発展に寄与し、実社会の中でスポーツの地位を高めていくことに貢献できると期待します。

 


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