ん!?「何か違う」と感じる感性

 

テニスコーチの必要なものに「おかしいものはおかしい」と感じる感性があります。コーチが選手を見て「何か違う」と感じたなら、必ず問題があるのです。それを「この程度なら大丈夫だろう」でやり過ごしてはいませんか?

 

 

特に選手を育てている場合は、日々成長していく中で「おかしい事」を見逃がしていけば忘れ物の多い選手になってしまうのです。コーチはいかに細かいことに気が付くか、それを試行錯誤しながら解決することが指導者としての役割の一つです。

 

 

難しいのは小さな違和感を感じるときです。選手がアドバイス通りうまく打っている時に「何か違う」と一瞬頭をよぎりますが、全体的に上手くできていると違和感が隠れてしまいます。コーチはその瞬間の違和感の原因を見つけて、選手と話し合いお互いの感覚のすり合わせを行うことが重要なのです。

 

 

では、現実にはどのようなことが違和感に感じるのか?あくまでも個人の経験からの感覚ですので、もっとほかにもあると思いますが参考になれば幸いです。

 

 

選手の打っているボールが思ったより飛んでいない。
選手の打っているバランスが不自然に感じる。
選手の打っている姿が滑らかに見えない。
選手が何を打とうとしたのか分からない。
試合では入らないだろうと感じる。

 

 

コーチが自分自身を否定したくないために、無意識で違和感を消すこともあるかもしれません。難しいことですが、コーチは選手だけでなく自分の心も含めて「細心の注意に注意」を払って指導にあたることがコーチの感性には必要です。

 


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