テニス指導者.com

■テニスの特徴と特性の知恵

 

 

 

この、テニスの特徴と特性を学んだことで何が変わるのか?それは、テニスというスポーツがいかに素晴らしいか、いかに幅と深さのあるスポーツかということを教えてくれます。

 

 

テニスコーチとして、「テニスの良さを教えてください」と質問されたときにどのように答えますか?2人いればプレーできる気軽さや、トーナメントに出ればたくさんの人との出会いもあります。もちろん1人でもサーブや壁打ちなどでプレーすることもできます。

 

 

また、ネットを挟むことで相手と接触しないなどの安全なスポーツでもあり、年齢や体力に合わせたプレーもできることです。さらに生涯スポーツとして認められているのは、テニスの運動強度が体力増強には最適な強度だということです。

 

 

その他にも対人スポーツなので、すごく頭を使うことも必要です。相手との駆け引きや状況判断が重要なスポーツでもあり、ゲーム性が高い知力を出し合って戦えるスポーツともいえるのです。

 

 

年齢、性別、国籍が違っても、人と人が心技体すべてを出し合ってプレーできる素晴らしいスポーツなのです。世界でテニスが認められているのはフィジカル、テクニックはもちろんですが、この知力を駆使して闘う姿に、人間力の高さを感じ魅了されているのではないでしょうか。

 

 

テニスコーチは、このスポーツをこれからも繁栄させるためには、見る人を感動させるプレーができる選手を育てなければならないということです。テクニックだけではなく、人間としての魅力を感じさせるプレイヤーが必要です。

 

 

テニスはオープンスキルのスポーツという特性を持っています。しかし、現実には、クローズドスキル系のドリルばかりやっているところもあります。もちろん、基礎技術をつけるには必要な練習ではありますが、ボールが打てるようになればオープンスキルへ導くことがコーチの役割です。

 

 

現場では、オープンスキルを教えることが課題といえます。オープンスキルを上達させるには、知覚→意思決定→実行→評価→フィードバックの5つの過程を順番に考えていかなければならないのですが、これをそのまま使っても効果は期待できません。

 

 

問題なのは知覚と意思決定の使い方なのです。知覚として、予測の4つのタイプがありますが、4つそれぞれは必要な予測です。しかし、プレイヤーに予測を教えるとたくさん予測してくれますが、意思決定が出来ないのです。

 

 

予測が増えるということは良くもあり、悪くもあるのです。最初は予測できないと困るのですが、その予測の数がだんだん減っていかなければならないのです。つまり、予測の精度が上がるということは、余分な予測を出来るだけ削るという重要な作業が必要なのです。予測が早く精度が上がることで、意思決定が素早く正確になります。

 

 

コートで迷っている選手は予測に振り回されているのかもしれません。コーチは、選手としっかり話し合い、予測に対しての整理ができているのかを確認しながら解決策を見つけます。


HOME はじめに お問い合わせ プロフィール